【転職希望者必見!】事務職に向いている人、向いていない人の特徴

事務職の写真1 事務職

今の職場環境や今の職種に不満を持っている人も多いと思います。

「今の職種じゃライフワークのバランスを取れない。」
「結婚を機に、子育てを機に今の仕事を変えたい。」
「今の仕事環境が限界。」

色々な思いを持って事務職に転職しようと考えている人もいると思います。そこでこの記事では、事務職に転職する前に、自分は事務職に向いているのか向いていないのかについて詳しくお伝えしていきます。

事務職への適性がなければストレスを溜めるだけで、生活に支障が出てしまいます。しっかりと自身の適正を知った上で行動に移すことをおすすめします。是非、参考にしてください。

事務職は誰にでも向いている訳ではない?

悩む事務

事務職に向いている人、向いていない人の特徴をお伝えしていく前に、「事務職だったらできるだろう」「別に誰にでもできるでしょ?」そう思っている人も中にはいると思います。なのでまずは、「誰にでも向いている訳ではない。」そのわけについてお伝えしていきます。

事務職を経験したことない人から見る事務職は、書類仕事などを淡々とこなしている様に見えるかもしれませんが、実はそれ以外にも多くの仕事があります。それらを解説していきます。

1. 一般事務・営業事務の仕事内容

代表的な事務の仕事には、「一般事務・営業事務」があります。一般事務の仕事内容は、データ入力・書類作成・電話番・来客対応など会社内で必要とされる事務を仕事とするのが一般事務の仕事です。

そして営業事務の仕事内容は、顧客先に提出する資料作成や顧客管理などの営業部に所属しながら営業担当のサポートをするための事務仕事をする仕事です。

もちろんですが一般事務、営業事務共に事務スキルが必要とされます。ですが、高度な事務スキルはほとんど求められません。なので未経験の方でも転職しやすいです。

2. 人事事務の仕事内容

会社の中でも大きな役割をしている事務職です。採用活動や社内研修の企画・実施などを行うのが人事事務です。採用のために学校訪問か会社説明会など、人前で話す事が多い仕事です。

面接対応なども行いますので、応募者の強みや弱み、魅力を引き出すための質問を投げかけたりする必要があるため、高度なコミュニケーションスキルが求められます。

コミュニケーションを取ることや、人前で話す事が好きな人に向いています。

3. 労務事務の仕事内容

主な仕事内容は給与計算や社会保険の手続きなど、会社で働く従業員のお金面に関わるお仕事です。労働基準法や社会保険関連の法律・実務の知識が必要ですし、法改正も多いため日々の情報収集、勉強が必要です。

多数の部署とのやり取りが必要なため、良好なコミュニケーションが取れる方、臨機応変な立ち回りができる方に向いている部署です。

4. 総務事務の仕事内容

総務は名前の通り、総合的に事務を行う部署です。中小企業に設置されていることが多い部署で、人事と労務を一貫して行う部署です。なので、多くの知識を学べますし学習する習慣を自然と身につけることができます。

事務職の中でも多忙な立ち位置になります。なので、総務部部長になれると出世コースと言われているのは、今も昔も変わらない言い伝えです。

忍耐力、精神力を持ちながら、コミュニケーションを取ることが好きな方に向いています。

5. 秘書の仕事内容

経営者や役員のスケジュール管理、会議資料の作成、出張費の申請などを行うのが主な秘書の仕事です。自分が担当する役員の意向に沿った補佐をする必要があるため、相手の事を一番に考えながら仕事をする必要があります。そのため、鋭い洞察力が求められます。

想像している以上に大変な仕事で、事務職の中でも特にストレスを感じやすい職です。また、重役の側近だあるために自分も立場が上と錯覚する事があります。立場を弁えて行動でき、洞察力がある人に向いている仕事です。

事務職に向いている人の特徴 5選

上記では事務職に分類される職種をご紹介していきました。事務職の中でも多くの職種が存在しますが、事務職に向いている人、続けられる人の特徴には共通点があります。

この5つの中で、2つでも当てはまっていれば「向いている人」の傾向があります。一度確認してみてください。

1. 気分の浮き沈みが少ない人

事務職は基本的にコツコツと資料を作成したり、上司から依頼された仕事を熟す事がほとんどです。なので、一つの事に集中して取り組める人には向いている傾向にあります。

また事務職は決められた事務所で仕事をする事がほとんどなので、事務所内の雰囲気に与える影響力が大きいです。そして、仕事を依頼してくる他の社員に対して、嫌な顔ひとつせずに仕事をしてくれる事務職は職場からも気に入られやすいです。

2. 人のサポートをするのが好きな人

事務職の仕事は他の社員のサポートし、企業に貢献するのが本質です。営業や製造などの様に、最前線で活躍するのではなく、裏方として人の役に立っていることに喜びを感じる人に向いている傾向にあります。

わかりやすい例えだと、「部活動のマネージャー」の役割と思っていただけたらと思います。なので、事務職は女性というイメージを持っている人が多いという理由もあります。

3. 臨機応変な対応ができる人

事務職は書類仕事や社員のサポートをするのが基本ですが、電話対応や来客対応など突然起こりうる業務があります。そのため、広い視野を持ちながら臨機応変に仕事をする能力が求められます。

また、他社からの営業や来客などの対応には要件を聞く必要があります。そのため、上司や社員に取り次ぐ際に適切な質問などをする必要があります。高度な対応力が求められる仕事でもあります。

型にハマらず臨機応変に対応でき、即座に考えられる対応力のある人に向いています。

4. 責任を持って最後まで仕事に取り組める人

上記でもお伝えしている様に、事務職は営業などの社員の手伝いをする仕事のため、任せられた仕事を最後までやり遂げる責任があります。わからない点は聞き、依頼された通りの仕事を遂行する必要があります。

途中で投げ出したりすることはできず、期日までに提出する事が大切です。一つの事を責任を持ってやり遂げられる責任感のある人に向いている仕事です。

5. 処理能力が高い人

事務職の適正で最も重要と言えるのが、「処理能力」です。業務を正確かつ迅速に処理できる能力が求められます。「仕事は丁寧だが遅い」のもダメですし、「ミスは度々あるが、仕事が早い」というのもダメです。

現場では想像以上に責任が求められる仕事なため、ストレスを感じる方も度々います。しかし、やりがいのある仕事です。

限られた時間の中で正確に仕事を熟す事ができ、自分のミスを自分で見つけられる方に向いています。

事務職に向いていない人の特徴 3選

上記では事務職に「向いている人」の特徴についてご紹介していきました。事務職といってもテキトウな仕事ではありません。求められる仕事の正確性や期日までに仕上げる能力が必要とされます。

ここからは事務職に「向いていない人」の特徴について解説していきます。もし当てはまる項目があったら、長く続ける事ができず、転職に失敗してしまうかも入れません。克服できる点もあると思いますので、確認してみてください。

コツコツ取り組む作業が苦手

事務職は地味な仕事が実際多いです。コツコツとした作業が苦手や地道で細かい作業を繰り返すのが苦手な人には向いていない傾向にあります。自分が苦手と感じて事務職に転職してしまうと、ストレスの原因となりますので、よく考えて転職する事をおすすめします。

裏方よりも、「最前線で活躍したい」「人の目に止まる様な仕事がしたい」と思っている方は、事務職以外の仕事を選ぶと良いです。

人とコミュニケーションを取るのが苦手

事務職の仕事は会社の他の社員から依頼された仕事をする事がほとんどです。1日中パソコンの前で作業している訳ではありません。他の社員とのコミュニケーションが必然的にあります。

業務の内容でわからない点や判断を仰際に必要となるコミュニケーションが苦手な人にはあまり向いてない仕事です。

大雑把な性格の人

上記でお話ししたように、他の社員から依頼を受けた「書類作成」などをするのが事務職の仕事です。指示の内容を理解したうえで正確に業務を進める必要があります。

なんでもテキトウに済ませてしまうような、大雑把な性格にの人にはあまり向いていない仕事です。大雑把だと周囲からの信頼を得られず、仕事をさせてもらえません。そうなるとその職場に居にくくなりますし、結局辞める選択をせざる終えなくなります。

事務職への転職する注意点

事務職に「向いている人」「向いていない人」の特徴を把握した上で、転職活動をする事を決断したあなたにお伝えしておきたい事があります。

事務職への転職は難しくはありませんが、「給与」の問題が挙げられます。事務職へ転職する際の注意点について解説していきます。

1. 人気職なので倍率が高いことを覚悟

事務職は非常に人気のある職種です。ライフワークバランスを取りやすく、肉体的に疲労することがほとんどないため、女性に人気です。そもそも事務職の採用枠が少なく、大企業でもほとんど募集がないため、何もなしに転職する事は難しいです。

しかし、事務職に必要なスキルを持ち合わせていると転職は有利になります。例えば、事務に関わる資格であったり経験です。

資格:「MOS」「ITパスポート」「簿記」などです。取得難易度もさほど高くないため、転職を考えている様でしたら、今のうちに勉強していく事をおすすめします。

経験:企業のコンペで採用された資料作成や、請求書、領収書、データの作成などです。これらは「ポートフォリオ」といった形で、目に見えるように証明すると転職に役立ちます。

身一つで、事務職へ転職する事は「失敗」する原因にもなりかねないので、まずは自分のスキル、価値を証明できるものを用意する事をおすすめします。

2. 正社員雇用が少ない

一度事務職に就くと辞める人がほとんどといっていいほど、辞める人がいません。更に人数が求められる職種でもないため、誰かが辞めても補充する事を先送りにする企業がほとんどです。そのため、正社員で募集するよりも派遣や派遣社員として雇用する企業が増えてきています。

派遣や派遣社員を募集している派遣会社には事務職の求人が多くあります。もし、正社員として事務職に転職できなかった場合は、派遣を選ぶ事をおすすめします。長くはかかるかもしれませんが、派遣社員として企業に勤めて努力が認められれば正社員で企業に就職する事ができる事もあります。

正社員が全てではないということを念頭に置いて、転職活動に取り組む事をおすすめします。

まとめ

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事務職に「向いている人」「向いていない人」の特徴について解説いていきましたが、いかがだったでしょうか。

事務職は側から見ると楽そうで、簡単に見えるかもしれませんが、想像以上に責任やストレスのかかる仕事です。自分が思っている事務職のイメージで転職活動をすると、面接段階から挫折してしまう事もあります。

まずは、自分の就きたい事務職のことを理解し、転職先企業の事務職の仕事内容などを調べることをおすすめします。

自分に合っているなと思える企業に就職できれば、いつまでも働いていられる居心地の良い環境になるはずです。ますは自分のことを理解して挑戦する一歩を踏み出していきましょう。