「30代からのIT業界は遅すぎるのかな」
「手に職をつけておきたいけど…」
と悩まれている方は多いのではないでしょうか。
新型コロナウイルスや時代の流れにより、働き方やライフスタイルが一気に変化し、IT業界への注目が末待っていますよね。ただ、IT業界のイメージとして、難しそうと思われる事がほとんどです。そして、30代になると新しいことに挑戦するのに対して、腰も重くなりますよね。
結論から言いますと、30代のIT転職は決して簡単ではありません。しかし、新しいことに挑戦するのに年齢は関係ないので、転職までの5ステップを今回お伝えしていきます。
転職を少しでも考えている方は、最後までご覧ください。
30代でIT業界への転職が難しい理由
30代でIT未経験の方がIT業界へ転職が難しい理由を3つお伝えしていきます。
- 記憶力の低下
- 30代からは求められるスキルが高くなる
- プライドが高い方が多い
記憶力の低下
人によって年齢は関係なく、記憶力がいい人・悪い人がいると思います。しかし、多くの人が新しい事を学ぶのは18-22歳くらいまでが多いでしょう。その中で、就職をしてからも、新しいことを学び続けている方は記憶力がいい人が多いです。
しかし、多くの人が就職してからは新しいことを学ぶということをあまりしなくなります。30代からIT業界へ転職する為には、新たにプログラミングを学んだりと覚える事が沢山あるので、努力が必要になります。
30代からは求められるスキルが高くなる
20代までは勢いややる気でなんとかなった部分もあったと思います。しかし、30代ではスキルを重要視されるようになります。
ITの知識・スキルだけではなく、マネジメント能力やコミュニケーションスキルなどのようなスキルも求められるようになります。なので、転職するにも新しい学びが必要とされ、転職してからも努力を求められるようになるでしょう。
プライドが高い方が多い
30代になると前職での役職などもあり、転職への壁が高くなる傾向にあります。「自分は前なら…」「もっと自分にあったところがあるんじゃないか」と自身の出来ることを本来よりも上げて、理想を描きがちな事があります。
前職の役職やお給料なども全部忘れて、1からのスタートと思い切って割り切れないと厳しいでしょう。
30代未経験でIT転職する際の注意点 ３選
30代未経験でIT業界に入ろうとするのは、簡単ではありません。しかし、しっかり注意点を理解し、取り組んでいく事が大切になるでしょう。
収入が一時的に下がることを覚悟する
30代であれば、前職である程度の役職に就いている事が多いと思います。しかし、転職することによって、1からのスタートにはなるので、スキル・知識が足りていない為、一時的に年収が下がることは覚悟しておきましょう。
人によっては数百円の単位で下がってしまう可能性もあるということを理解しておきましょう。
年下の社員が上司になる場合がある
どの業種でも同じですが、30代未経験で転職をする場合は新卒入社からキャリアを積み上げてきた年下の社員が自身の上司になる可能性は十分にあります。
前職で活躍していた人にとっては、プライドが邪魔する場合もあると思います。しかし、未経験で新しいことに挑戦したのであれば、年下の社員に指導をされることは理解しておきましょう。
1から新しいことを勉強する覚悟を決める
前職でキャリアを積んでいたとしても、未経験の業界で新しいことを始めるとなると、1から学ぶ覚悟が必要になります。転職前から転職後まで自主的に学習をしていきましょう。
IT業界では、沢山学ぶ事があるので、常に勉強が必要になります。短気で全て身につけられるものではないので、諦めずに取り組む気持ちを忘れずに継続していきましょう。
30代未経験でIT転職を成功出来る人の特徴 5選
30代でIT業界未経験の転職を考えている方で成功する5つの特徴をお伝えしていきます。自身がどれくらいが当てはまっているのか、そしてどれくらいその特徴に自信を変えていけるのかを考えてみてください。
一時的な年収の低下を許容できる
30代未経験でスタートするとなると、新卒から働かれている方とは、8年以上キャリアに差があります。その中でも未経験となると、どうしても新卒の初任給くらいのお給料になることは覚悟しておきましょう。
前職で役職に就いていた方にとっては、何百万と下がってしまう可能性があります。転職による収入の減少は避けられないものになるので、生活スタイルも変えていく覚悟が必要です。
新しいことを学ぶ事が好き
大前提、絶対に新しいことを学ぶことを避けることは絶対にできません。既に働いている人とギャップがかなりあると思うので、それに追いつこうとする為には、必死に勉強をする覚悟が必要です。
そして何より、新しいことに対して「もっと知りたい」「知らないことだからこそ知識をつけたい」と学ぶことを好きな人が成功できる人の特徴といえます。
ITの知識・スキル取得証明書を保有している
IT系のスキル・知識を証明できるような資格を持っている方は、取得証明書を保有していることによって、転職活動の際に有利になる可能性が上がります。
30代で転職というだけでも、ハードルが上がるので、こういった工夫をして少しでも有利に進められるように転職前にしっかり準備するのがいいでしょう。
初心に戻れる人
先ほどもお伝えしたように、年下に指導されることの方が多いと思います。しかし、自身の方が未経験で知識もないのにプライドが邪魔していては、伸びるものも伸びなくなると思います。
なので、自身が新卒の時を思い出して、常に初心の気持ちを持ち続ける事が大事になるでしょう。この初心の気持ちを忘れずに取り組んでいれば、上司にも熱意が伝わり、期待される人材になれるでしょう。
忍耐力がある人
新しいことを始める上で、挫折しそうになる瞬間は必ずくると思います。そんな時に、目標をしっかり持ちどのような人生にしたいのかと真っ直ぐに頑張れる事が大事になります。
30代で新しいことを学ぶのには相当厳しい戦いになると思うので、諦めずに最後までやり切れるような忍耐力が必要になります。
30代未経験でIT転職をする為の5ステップ
30代未経験でIT転職をする際に、必ず踏んでほしいステップをお伝えしていきます。今後転職を考えている方は、この5ステップを参考にしていただければと思います。
ステップ1 IT業界の職種を知る
IT業界の中でも沢山の職種があります。どの職種が何をする仕事なのか、平均収入はどのくらいなのかをまずは把握しましょう。もし、自身にどんなものを作りたいという理想があるのであれば、それはどの職種に就けば叶えられるのかを知ることから始めましょう。
漠然としたイメージや理想を現実にしていく作業が必ず必要になります。イメージだけで進めていってしまうと「思っていたのと違った」とギャップが生じてしまうので納得のいくまで調べるのがいいでしょう。
併せて読んでほしい記事
→【IT転職】未経験でもチャンスのある職種5選
ステップ2 自身に合っている業種を見つける
ステップ1で調べた職種の中で、自身がしたいことや合っている職種を見つけていきましょう。どのようなものを作りたいのかがあるのであれば、それに必要なスキルや知識は何が必要なのかを調べてみましょう。
ここで目指す職種によって、どのようなスキルや知識が必要かが変わるので、しっかり調べるようにしましょう。
ステップ3 プログラミングを学ぶ
IT業界に入る上でプログラミングは必須になってきます。そして、転職を始める際に今どのようなスキルやプログラミング言語が需要があるのかも理解しましょう。
そして、必ずスクールで学ぶのがいいでしょう。30代で新しいことを学ぶのが久しぶりということもあるので、1人で勉強していると挫折してしまう事がほとんどになります。なので、スクールに入り、サポートをしてもらうのがいいでしょう。
スクールによってもサポート体制が全く違うので、どのスクールがいいのかも併せて調べましょう。
ステップ4 資格を取る
IT業界に入る際に、証明できる資格を持っていることによって、内定の決まりやすさが変わる事があります。
プログラミング言語やシステム構築の資格で有名どころであれば下記のようなものになります。
- ネットワークスペシャリスト
- データベーススペシャリスト
- システムアーキテクト
- 基本情報技術者
- 応用情報技術者
このようなものが有名ですが、就く職種によって必要な資格もあるので、もっと詳しく調べてみてもいいでしょう。
ステップ5 転職活動を始める
準備が出来たら、早速転職活動を始めていきましょう。転職活動も1人で背負い込むのではなく、転職エージェントを使って行うのがいいのでしょう。
エージェントを使うことによって、転職先の範囲が広がったり、転職で有利なことを教えていただける可能性もあります。
本気で取り組みたいと思われる方ほど、転職エージェントを利用してみてください。
まとめ
今回は30代未経験でIT業界に転職するためのステップについてお伝えしていきました。その為に必要な情報も併せてお伝えしたので、是非参考にしてみてください。
30代だからと諦めるのは絶対に勿体ないです。その為にしっかり努力をして叶えられるように行動してみてはいかがでしょうか。
