【看護師転職!】看護師が病院以外で資格を活かせる職場を徹底解説

看護転職 看護師

「看護師は病院で勤務する。」そう思っている方も多いですが、看護師が働ける場所は病院だけではありません。病院以外にどのような職場があるのか、この記事でご紹介していきます。

病院勤務だとライフワークバランスが取れない
今の職場でストレスや疲労で壊れてしまいそう

そんな看護師で転職を考えている方は、是非最後までご覧ください。

看護師は病院しか働く場所がない?

悩む女性

看護師は病院で働くというイメージが強いと思いますが、実際のところは病院以外にも働く場所はたくさんあります。病院以外で勤務するとなると、場所によってはお給料が一時的に下がる可能性があることを頭に置いておきましょう。

しかし、病院以外であれば夜勤・残業が少ないなど労働環境が良い場所も多くあるので、収入よりもワークライフバランスを整えたい人にはおすすめです。

病院は新卒・既卒両方を採用しますが、求人枠が少ないのに比べて美容クリニックなどは求人が多いので、転職先はたくさんあります。

病院以外の転職先を見つけること自体は難しくはありませんが、転職前に病院で経験を積んでからの方が転職を有利に行えます。

新卒なら病院勤務を選ぶべき理由

病院

新卒で看護師として働く際には病院勤務からスタートするのが大堂で、もちろんおすすめです。

病院以外の職場での求人だと、臨床経験を重視されるのがほとんどになります。なので、臨床経験を積んでいない人は積んでいる人に比べ、転職先が一気に少ないく採用もされにくいです。何よりも、最初は経験を積むことを考えた方がいいです。

病院以外の職場に転職するためには、臨床経験を3年ほどは積む事をおすすめします自身の新しい転職先に満足したいのであれば、しんどいかもしれませんが少しの我慢が必要です。

看護師が資格を活かせる病院以外の職場

コツ

ここからは病院以外で就職する事ができる職種、職場をご紹介していきます。もしかすると、自分の求めていた環境があるかもしれませんのでご覧ください。

美容クリニック

美容クリニック

アコーディオンボックス内容

美容クリニックの仕事内容

  • カウンセリングサポート
  • 施術前の処置の手順説明
  • 施術の補助
  • 医療機器や薬剤の管理
  • 患者さんのアフターケア
  • 予約管理、カルテ管理
  • トレーニングサポート

近年、美容クリニックは増加傾向にあります。なので、美容クリニックでの看護師の求人も多くなってきています。病院のように、怪我をした人が運ばれてくることはありませんので、緊急性の高い処置などは行わない傾向にあります。

嬉しいことに、病院と比べても給与が高い傾向にはあります。

更に夜勤もなく、ワークライフバランスが取りやすいです。「早く結婚したい」「子育てと両立させたい」と思っている人にはピッタリの職場環境です。

介護施設

介護士施設

介護施設の仕事内容

  • カテーテルの準備
  • バイタルチェック
  • 怪我の処置
  • 口腔ケア
  • 健康管理
  • 投薬、採血、点滴

 

介護施設では、看護師と介護士が連携しながら入居者のサポートを行います。

基本的に看護師は、医師からの指示や指導がない場合は医療行為をすることは医療法によって禁止されています。しかし、医師からの指導や指示があれば、点滴や採血などの医療行為を行う可能性もあります。看護師としての仕事よりは、介護に近い仕事をすることがほとんどです。

ほとんどの介護施設が、介護士よりも多少待遇良く働けることが多いです。

保育園・幼稚園

保育園の写真

保育園・幼稚園の仕事内容

  • 園児の体調管理
  • 園児の怪我や病気の応急処置
  • アレルギー持ちの園児にケア・投薬
  • 身体測定、健康診断、歯科検診の補助
  • 手洗い・うがいの衛生指導
  • 職員の健康管理

保育園や幼稚園で働いている看護師の患者さんは大人ではなく、子供になります。全く大人と関わらないのではなく、保護者と相談業務や職員の健康管理もします。イメージで言うと、「保健室の先生」です。

公立の保育園で募集はほとんどありませんが、私立の園料が高い保育園では募集されている事があります。

医療行為は行わず、夜勤や残業がないのでストレスやワークライフバランスがとりやすい職場です。子供が好きな方にはピッタリな職場環境です。

刑務所看護師

刑務所の写真

刑務所看護師の仕事内容

  • 健康診断の補助
  • 病気・怪我の応急処置
  • カルテなどの書類整理や管理
  • 外部の病院への付き添い

刑務所でも怪我や病気はつきものなので、看護師が働いています。病院と違い、経営状態によってお給料が変動する事もなく、安定的な収入を得られる職場になります。

看護の仕事だけではなく、カルテなどといった医療情報の書類整理や管理の事務仕事のようなことも行います。

囚人と接触するため多少の恐怖はありますが、安定した仕事を求める人には向いている職場です。

一般企業の産業看護師

看護師の写真

産業看護師の仕事内容

  • 健康診断
  • 健康管理
  • 応急処置
  • カウンセリング・メンタルヘルス
  • 健康指導や支援・対策

 

産業看護師とは、一般企業で働く看護師のことを指します。働く場所は企業内の健康管理質や医務室になります。

健康に問題がある社員に対して、面談や保健指導、支援、対策を行います。産業看護師は基本的に1人しか置かない企業がほとんどで、募集が少ないです。

一般企業で働くことによって、幅広い職種の人と関わることができて看護師以外の働き方を知りたい方にはピッタリです。

健診センター

健診センターの仕事内容

  • 問診
  • 採血
  • 身長・体重の計測
  • がん検査の補助

健診センターは、人間ドックや健康診断を行う場所になります。

健診センターに来る方のほとんどは検査項目に採血は基本的に採血があります。なので、採血のスキルが必ず必要になります。1日に何十人もの採血をしないといけないので、苦手な方には向かないかもしれません。

そして、受付業と看護業務が分かれていない場合があるので、看護師が主軸となり施設を運営していく形になります。

献血センター

献血センターの仕事内容

  • 採血・検査
  • 採血時に気分が悪くなった方の手当

献血センターでは、緊急対応等はありませんので病院と違いプレッシャーは少ないですしかし、病院勤務に比べてお給料が低くなるので、注意してください。

残業や夜勤がないので、ライフワークバランスは保ちやすいです。

自衛隊看護師

自衛隊看護師の仕事内容

  • 自衛隊病院にいる患者の看護
  • 被災者の救護
  • 自衛隊関係の施設に勤務

 

自衛隊の基地・駐屯地や自衛隊病院に勤務します。

自衛隊看護師は自衛官と技官の2つに分かれます。それぞれ役割が違うので興味のある方は詳しく調べてみてください。

自衛隊看護師は国家公務員のため、福利厚生がしっかりしているのがメリットでしょう。

看護師が病院以外で働くメリット・デメリット

メリット、デメリット

このでは、看護師が病院以外で働く際のメリット・デメリットについてご紹介していきます。

病院以外で働くということは、看護学校で教わった知識・技術以外にも求められます。知っているのと、知らないのとでは勝手が違いますので最後までご覧ください。

メリット3選

メリット

まずはメリットからお伝えしていきます。

今までの病院から転職すればどのようなメリットがあるのかを、理解してどちらの方がいいか比較してみてください。

体力の負担が軽減される

病院のように常に動き回ることが少なくなるので、病院勤務に比べて体力を温存することができるできます。

病院勤務のように、患者さんの急変でナースコールが鳴っている状況と代わり、ある程度時間の余裕は持てるようになると思います。転職先にもよりますが、病院に比べて敷地も狭くなるので、行動範囲が狭くなるというのも関係があります。

日勤の職場が多い

転職先にもよりますが、日勤のみの勤務の職場が多いです。

日によって少しの残業はあるかもしれませんが、それは数時間程度です。病院勤務に比べるとほぼ無いと同然です。

日勤に仕事をすることによって、生活習慣が整い、友人・家族・恋人との時間も作りやすくなります

人間関係が良好になる

病院勤務は看護師の数も多く、女性社会が確立されています。立ち振る舞いや仕事に対してのプレッシャーなど、看護師としての仕事以外にも気を使わなければいけません。

しかし、病院以外での勤務となれば看護師の数も少なくなり、人間関係を良好に保つためのコミュニケーションは日常で済みます。仕事に口出しされる事もほとんどありませんので、気が楽です。

余裕を持った職場に転職すれば、自ずと人間関係も良好になるはずです。

デメリット2選

デメリット

次にデメリットについてお伝えしておきます。

人によってデメリットはメリットにも変えていけるので、自身にとってはどれくらい大きなデメリットになるのか考えながらご覧ください。

給料が下がる場合がある

病院勤務は看護師の中でもかなり給料がいい職場となっています。

他の職場に転職してしまうと、最初はある一定お給料が下がることを覚悟はしておきましょう。これは看護だけに限らず、どの職業でも転職する際には言えることです。

前職や転職先によってはお給料が上がる可能性もあるので、転職アドバイザーやキャリアアドバイザーに相談しながら転職先を探すことをおすすめします。

看護スキルの向上は望めなくなる

病院勤務に比べて、勤務先によっては医療行為の頻度が減ってしまいます。なので、看護師としてのスキルは低下します。

病院看護師としては、復帰するには新人からやり直すと思っていた方が良いです。進化し続ける医療から一度離れてしまったら、「今の自分では、通用しない」こともあると覚悟をしておいた方がいいです。

病院以外へ転職する際の注意点 3選

注意点

教育体制に期待しない

病院では教育体制が整っていたと思いますが、病院以外の職場では教育体制が整っていないところの方が多いです。

自身で考えて主体的に率先して動くということが大事になります。わからない点は自ら質問し、しっかりメモを取ることをおすすめします。

転職してから「思っていたのと全然違う…」とならないように、頭に入れておいてもらえたらと思います。

転職先の働き方や仕事内容を理解しておく

イメージだけで転職先を決めるのは、絶対にやめましょう。思わずギャップに耐えられなくなるかもしれません。

やったことの無い仕事に対して思い描くイメージは誰しも華やかです。現実は、そうではありません。
だからこそ転職を決める際には、1人で決めず転職のプロに頼ることをおすすめします。

医療・看護以外の仕事もある

病院以外の職場では、看護師があまりいなかったりして、病院では行っていなかった業務も行う可能性が高いです。

患者さんの介助やご家族からのクレーム処理、接客業のようなコミュニケーションを頼まれたり、看護師の仕事ではないようなこともあるかもしれません。

その点も理解して転職先を決めることをおすすめします。

病院看護師への復帰は可能なの?

悩む女性

結論から言いますと、病院勤務に戻ることは当然可能です。

病院以外の職場に転職した後、再び病院に再就職する方も多くいます。理由は人それぞれですが、下記の点が多くの人の理由に当てはまりそうです。

  • 年収が大幅に下がってしまった
  • 思っていた業務内容と違う
  • スタッフとの関係が上手くいかない
  • 自身の思っていた医療行為ではない
  • 成長を感じられない

などが多く挙げられます。

一度病院勤務を辞めて病院以外で働いていても、病院の採用担当の中には病院以外での勤務歴は、キャリアに入らないと考える方もいるので、病院勤務に戻る時は1から再スタートの気持ちで挑むようにすることをおすすめします。

まとめ

まとめ1

本章では看護師が病院以外で資格を活かせる職場についてお伝えしました。

病院勤務は身も心も疲労する
人間関係でうまくいかず辞めたい
ワークライフバランスが取れない

看護師には他の職業に比べても多くの悩みがあるはずです。そして、大きな責任を伴います。

今の環境が自分に合っていないと思うのであれば、すぐに転職を決めるのでは無く、友達や家族でも構いません。まずは相談してみることをおすすめします。頼れる人がいないのであれば、転職アドバイザーやキャリアアドバイザーを頼ってみてください。

あなたの人生の相談を真正面から一緒に考えてくれるはずです。

転職が上手にいく為の情報を厳選して書いたので、これを読んであなたの転職が成功すれば幸いです。